日本人の歯の寿命
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厚生労働省の平成22年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性で約79.64歳、女性で約86.39歳と発表されています。
世界の統計では男性はトップ4に対し、女性はトップ1として記録されています。
では、対する歯の平均寿命はいかがでしょうか?
歯種によって異なるものの、平均して50~70歳とされ、世界でワースト3となりました。
(ちなみにワースト1がルーマニア、ワースト2がペルーとされています)
歯の寿命が50~70歳までということは、長生きする人にとっては、この先何十年も不自由な歯と付き合いながら生きていかざるをえないことになります。
「歯はたった一本を入れ歯にしただけでも、咀嚼力は10%も落ちてしまいます。
総入れ歯だとそれ以上に落ちますので、食べた気がしないことは容易に予測できますね?」
こちらはある歯科医のコメントです。
「日本人ほど、歯磨きをする民族は珍しい」
そして、こちらは諸外国が日本人のブラッシング事情について感想を述べたものです。
綺麗好きで清潔な日本人――まめに歯磨きをするにも関わらず、なぜ日本人には歯の疾患が多いのでしょうか?
原因はダラダラ間食とダラダラ飲み!?
文章例)
赤ちゃん以外の口腔内には、誰にでも虫歯の元であるミュータンス菌が存在します。
特にミュータンス菌はスクロースやマルトースなどの糖類を好み、エナメル質の歯を溶かしていきます。
この作用を脱灰と呼びます。
ただ、人間の身体には溶かされた歯を唾液の作用により、元に戻す力が備わっており、こちらは再石灰化と呼ばれます。
再石灰化が促される時間は食後1~2時間後ですので、このことを知らずに、いつまでもダラダラとお菓子やジュースを食べていれば、いつまでも再石灰化がなされることがないので、脱灰が促進されてしまいます。
ですので、虫歯や歯周病の原因の大半はこのジュースやお菓子などのダラダラ食いとダラダラ飲みにあるとされています。
虫歯の最悪のシナリオ
文章例)
「知り合いが虫歯を放置して亡くなりました。虫歯菌が脳に達して炎症を起こしたのが原因のようです」
こちらは一般人のコメントですが、歯科医の方にも聞いてみましょう。
「虫歯を放置したがために、敗血症を起こす場合がありますね。これは顎骨にある動脈から全身に菌が回ります。下顎の場合は顎骨炎となり、手術によって、顎骨を切り取らなければならないこともあります。また、筋肉や脂肪の隙間から虫歯菌が徐々に浸食し、心臓に達して心内膜炎を起こすこともあります。いずれにしても、虫歯は早期治療に限ります」
ともすれば、軽く見られがちな虫歯ですが、放置したがために重篤な疾患をもたらすことがあります。
特に虫歯で悩んでいる人は担当医師と協力して、最悪の結末を迎えないためにも、徹底した治療に取り組む必要があるでしょう。
